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アトピーには保湿は重要なのか?

アトピーには保湿は重要なのか、その答えを考えていきましょう。まず、アトピー性皮膚炎の原因について知っておきましょう。アトピー体質は遺伝すると言われています。片方の親にアトピーがあった場合は3割の確率でその子どももアトピー体質になると言われていますが、遺伝的素因よりも、生活環境因子や、生活習慣因子の影響の方がアトピー発症には大きな影響を与えています。食生活、化労、寝不足、環境汚染、アレルゲンなどが原因となり、角質層の保湿力が低下し、乾燥性の皮膚炎を繰り返し、アトピー性皮膚炎となるのです。子どもの場合は食物アレルギーが原因となる場合が多く、逆に大人の場合はハウスダストやダニなど、生活環境が影響する場合が多いとも言われていますが、様々な要因が重なっていることも多いので、きちんとした血液検査や皮膚テストを受け、自分のアトピー症状の原因を突き止めておくことが大切です。


次に、アトピー性皮膚炎の正しい予防法、また治療法には、5つのポイントがあります。まず一つ目に、湿疹の原因である「アレルゲンの除去」。次に湿疹の悪化因子である「ストレス解消」。そして、「スキンケア、皮膚の状態を良くすること」。「外用薬」を使うこと。最後に、「内服薬」を使うこと。以上の5つのポイントを押さえて、気長に予防、治療していくことが大切です。慢性的な疾患なので、即効性を期待した治療はないと心得ておきましょう。そして、ポイントの3つ目であるスキンケア、皮膚の状態を良くすること、というのが、つまり保湿です。アトピー性皮膚炎では、皮膚のバリアが壊れてしまうので、水分が蒸発しやすく、皮膚が乾燥しやすくなります。そのため、汗をかくと汗の中の栄養分で細菌が繁殖し、かゆみなどの炎症を起こしやすくなります。それを防ぐために、保湿剤によって、皮膚からの水分蒸発を防ぎ、皮膚の水分を保つことが重要とされるのです。


そう、アトピーには保湿は重要なのか、の答えはイエスなのです。効果的な保湿の方法として、基本的には両方の作用を併せ持っているものの、製剤によって特徴が少々異なります。ワセリンのような脂質成分を含むものは、皮膚からの水分蒸発を防ぐ保湿剤の代表です。尿素含有軟膏は、皮膚が水分を離さないように、水分保持を助ける効果があります。アトピーによく処方されるヒルドイドもこの部類に入ります。このように、保湿と一言で言っても、期待する効果はふたつあるということはあまり知られていません。保湿は非常に重要です。その上で、できるだけ肌への負担を減らすことも、保湿同様に重要です。刺激のない衣服、紫外線の予防や汗をこまめに洗い流す、お風呂などはぬるめに設定するなど、小さなことから、皮膚をいたわる生活を心がけましょう。